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ド新規北斗担が松村北斗に落ちた5ステップ(沼落ち)

松村北斗を初めて認識したのがいつなのかはちゃんと覚えていないけれど、松村北斗に対する印象が最初に決まった時のことはよく覚えている。

それはライアーライアーの宣伝で、北斗くんがVS魂に出演しているのを見た時である。騙し魂で森七菜ちゃんがプレイしている時に、北斗くんが机の上で手を素早く動かしいて、それを見てこの人苦手かもと思った。それがどういう意図だったのかは分からないけれど、当時の私はそれを、急かしているor退屈な時の貧乏揺すり的なものだと感じて、そういう事をする人があんまり好きじゃないので、いい印象じゃなかった。

が、その2年後である今は、北斗のブログが更新されていないか1時間ごとにチェックし、北斗のプラスチック板を手に入れるために何時間も格闘し、北斗担としてTwitterをやり、SixTONESを追いかけながら生活している。我ながら不思議だなとここまでの日々を振り返ってみると、北斗くんに落ちるまでに5ステップあったのだということに気がついたので、それを一つ一つ書いていこうと思う。

 

 

ステップ1:アト前を読む

最初からなかなかコアなの来た〜っていう感じなんだけど、私はここから北斗くんに入った。

三度の飯よりブログが好きなので、いつものようにブログを読み漁っていたところ、「スパイダーウェブを読んで感じたこと」みたいなブログにたどり着いた。それを読むと、アイドルとファンの関係?ファンのマナー?っぽい話をしてるけど正直なんのこっちゃ分からんので、そのスパイダーウェブとやらを読みたいと思うようになった。てかスパイダーウェブ?アトリエの前で?これなに?と思って調べたら松村北斗くんのエッセイらしい。エッセイとか書くんだあの人。貧乏ゆすりするタイプの人ってエッセイとか書くんだ(←クソ偏見)。という事で調べてみると、ネットに画像として上がってるのを発見しそれを読んだ(すみません)。

読んで最初に思ったのは「こんな文章書くんだ……」という衝撃で、この人の文章好きだなと思う同時に、この人のやりたい事がわかる気がする、と思った。私は小さい頃から文章を書くのも読むのも大好きで、こういう文章を書きたい!という理想がある。それが出来ているかは置いておいて、とにかくその「目指す物」が北斗くんにもあり、そしてそれが少し似ている気がした(おこがましい)。わーーーやりたい事分かるよ!!!!こういうことやりたくなるよね分かる!!!!!と、急にとてつもない親近感と共感を勝手に感じてしまい、他のアト前も読み漁った。ちなみに流れでブログ(北斗學園)も見てみたけど、絵文字たっぷりで別人格すぎて??????となりすぐに閉じた。二年後、それの更新を待ちわびるとも知らずにね……(暗黒微笑)

かといってすぐにドはまりすることもなく、私は元気に髙橋海人くんを推していた。海人君が一回目に東大に合格したころの話である(二年連続で東大に行っている自担)

 

ステップ2:「海人もね〜顔かわいいのよ♡」

海人くんでパブサをしていると、やたら松村北斗が引っかかる日があった。どうやらラジオで海人くんの話をしたらしい、ということでそのラジオを聞いてみた。

聞く前に思っていたこと→→あの文章が素敵な松村くんだ……そういえば話しているのは「VS嵐」「VS魂」「嵐にしやがれ」と、「気まずい?みたいな動画」(メンバーの名前一部一致してないのにサムネにつられてきょもほくサシトークを数分だけ見ている)でしか見たことないな……気難しそう……あんまり喋らず理詰めしそう……

とか思ってたら叫びながら田中樹のち〇こを握っていた。えどういう????????ことなの?????????声でか、そして声たかっっっ!!!!!!テンションもたかっっ!!!!!!!!!えっこんな人??????????????

キンプリ仕様のジャニオタ人格と、中学の頃から深夜ラジオを聞いて培った深夜ラジオリスナ―人格が両方入れ替わり出てくるという異体験だった。が、それがなんか面白かったのである。すぐにラジコでANNをお気に入り登録、二回聞いた。

また、海人くんはじめ、私もなにわなら道枝くんが好きだし、お父さんが水曜どうでしょうチームナックスが好きで私も結構見て育ってきたということもあり、趣味が合いそう……とまた親近感を覚える。

 

ステップ3:ギャルがネギを持ってスーパーから出てくるようなキュン

松村北斗のフリートークが相当お気に召した中浜、過去のフリートークも聞き漁る。ゆめちゃん、とろろ、ペットショップ、子役……とどれも楽しく聞いている中で、すごく印象的なトークに出会う。

それは占いのトーク。(占いのトークの概要:1年くらい前に行った占いで、「今年の7月に気持ちに変化が起きるでしょう」と言われた。その占いは当たっていて、実際に心境の変化があった。それはSixTONESのメンバーともっと仲良くなりたいなと思うようになった事。大きなきっかけがある訳じゃないがそんなことを思って、一人一人と一緒にアニメを見たり、話をちゃんと聞いたり、面白いなと思ったら笑うようにしたら、楽しかった。これからも仲良くしていきたい)

勿論ちゃんと深夜ラジオなので、この後、仲良くしていきたいと思った北斗くんがメンバーに忘れられてしまったという出来事が起き、北斗くんがキレるという展開にはなるのだが、私はこのトークを聞いて、とてつもないギャップ萌えが起きた。

なぜなら、メンバーともっと仲良くしたい、という心境の変化が仮に本当の出来事だったとして、そういう話をラジオでするのが意外だったからである。

クソどうでもいい話だけど、もし私がアイドルだったらそういう話を絶対にファンにはしたくない。最近は、アイドル同士の「絆」「仲の良さ」「関係性」に需要がかなりあると感じる。私もバチコリにやっているが、メンバー同士の関係性に対する解釈や、ライブでの絡みに湧くファンも多い。沢山努力をして話題になってほしいと思っている事より、そういう「絡み」の方が話題になったりして、もどかしい思いをすることがあるんじゃないだろうか、と勝手に思ったりすることがある。(でも絡みには湧いてしまうので私は湧き続けるけど)

だから、本当にメンバーともっと仲良くしたいと思ったら、それに需要があると分かっているからこそ、そのエピソードを食ってウハウハしているファンを見るのは癪なので(言い方)私だったらファンにはそういう事を言いたくないのだ。そして、ラジオとアト前だけで築き上げられた私のイメージの中の北斗くんも、こういう話はしないイメージだった。ちょっとひねくれてそうと思ってたから(直球)

けれど実際はこの話をしたわけで、ファンにそういう一面を見せるというアイドルとしての姿勢に、意外性と興味を感じるとともに、とてつもなくキュンとしてしまったのである。もちろん彼がどういう心境なのかは分からない。でも、今までは自分との共通点を感じて、親近感しか彼には感じていなかったけれど、急に仕事人間、アイドルとして生きる人間としての彼の姿勢に興味を持ってしまったわけである。いつもラフな格好している人のスーツ姿へのキュン、ギャルがスーパーからレジ袋にネギとか野菜を入れて出てきたときのキュンに似てる。

そして急に感じたのは、「抗い」である。松村北斗を推したくないという気持ち、北斗担になることへの抵抗感である。なりたくない……松村北斗だけは推したくない……という話を家族や友達にし始める。そういう事を言う時点でもう推していると今になっては思うのだが、当時は推してないつもりだった。ラジオとエッセイが好きなだけ、とか抜かしてた(滅滅)

その後もANNを楽しみにしながら過ごし、ミュージックソンも北斗のANNのところだけ聞く。「京本大我ANN」がなんかすごかったらしい?という話を聞き、初めて他のメンバーにも興味を持ち、きょもへの知識ほぼ皆無で伝説の京本大我ANNをフルで聞く。意味が分からないけどちょっと面白い。松坂桃李みたい~と思う。歌が上手い。

 

ステップ4:「アイドルになりたくてなった人」

アイドルになりたくてなった人、が大好きである。自分で履歴書を送った系の話を聞くとキュンとしてしまう。私は、「アイドル」というもの自体に思い入れがあるので、「アイドル」自体に思い入れのあるアイドルのことが好きなのである。

ラジオを聞くようになって二か月後、やけに充実した松村北斗Wikipediaや一万時インタビューを読み、北斗くんは履歴書を自分で三回も送り、アイドルになりたいという強い意志を持ってアイドルになったんだと知った。どストライク……となる。

一万時インタビューの車でオーディションに向かいながら泣いてしまったエピソード、頭を抱えた。あまりにも良すぎて、好きすぎて。

 

ステップ5:「顔」

ラストは一文字である。顔。

ここまで読んでくださったらわかると思うのだが、私が北斗くんを知っていった過程で触れたコンテンツは音声と文章だったので、映像の北斗くんを実はそんなに見ていなかったである。

ANNだけでは物足りなくなった私はYouTubeにも手を出すようになり、だんだんライブ映像なども見るようになった。

そしてある時に気が付いた。「顔、めっちゃかっこいい……?????」急に小二の語彙である。遅いよ気が付くのが。よく見たら(よく見なくても)顔がバチコリかっこよかった。

急に困惑した。最初の方に、親近感が~とかうんぬん言ってたのは非常に烏滸がましいことに気が付いたのである。マジで顔かっこいいしスタイル良いし、走るの早いし空手出来るし、声カッコいいいい体してる……もしかして国宝級イケメン……???(そうですよ)

でもたまに思想に触れると、やっぱり親近感も湧いたりするし、アイドルとしての姿勢はすごく興味があるし、SixTONES自体の良さも分かってきたしいや待って柊磨顔カッコよっっっっ、の勢いで気が付いたらFCに入っていた。気が付いたらTwitterを開設していた。そして元気に掛け持ちオタクになり、今日に至る。

こうやって書いてみると、楽しい沼落ちだった。北斗担になりましたと家族や友達に報告すると、「やっと認めたか」と言われた。ファンじゃないから!とか言いながら北斗の話沢山してごめんなさい、聞いてくれてありがとう!お父さんお母さん、私は無事に北斗担になりました!

今、私にとって北斗くんは、隣の県に住んでる人みたいな感じである。私と北斗くんは好きな物も似ているし、同じINFPだし、似たような本や映画が好きだし、他にも似ているなと思うことが結構あるから47都道府県あったら隣の県に住んでるくらいには似ていると思う。

でも全然違う所も沢山ある。理解出来ないこと、分かんないことも沢山ある。そういう北斗くんに触れるとそれはそれで楽しい。

北斗くんの言動で分かるかも!という出来事があると、同じ時代を生きる同士として、すごく嬉しくなるし、アイドルとしての自意識や姿勢は分からない事が多くて、考察したくなる。

でも私が見ている北斗くんは私の解釈の北斗くんでしかないので、本当は同じ地方にすら住んでないのかもしれない。けれどそれはそれでいいのだ。私は楽しんでいるし、お金を落としているから売り上げでプラスになれているだろうし、それにアイドルなんて所詮偶像で二次創作なんだから。アイドル松村北斗という碑面に私は好き勝手にマイ北斗を描き、迷惑をかけないように今日もお金を落とすだけである。